2011年11月12日土曜日

[男前道]世界のCMフェスティバル2011 in TOKYO

男前なら世界を見ろっ!


冒頭でお伝えしておきたいことが。
今回のエントリーは長いです。
大好きなイベントについてなので。
ですが、がんばって書いたので、最後までよろしくお願いします。


2011年11月11日。
「1」が6つ並び、記念日にはもってこいということで婚姻届が普段の10倍とかになってる日に行って参りましたよ、世界のCMフェスティバルに。

ほぼ毎年行っているのですが、去年行けなかったということもあり、今年は昼間からリピD飲んで、夕飯に松屋でガッツリ食べて、テンションあげぽよで望みました。

場所は東京は新宿歌舞伎町にある「新宿ミラノ」という映画館。
1000人以上入る会場が満席になります。
しかも22:30にスタートし、終わるのは翌朝5:30。
オールナイトで世界のCMを観まくるというマニアックなイベントなのです。

金曜の夜ということで、酔っ払いとキャッチがうじゃうじゃいる中をくぐり抜けていざ出陣。
22:00開場の22:30スタート。指定席なのに毎年開場前は少し列ができてます。
開場時間ちょうどぐらいに行ったらまだ開いてなかったので、仕方なしに列の最後尾へ。

オープンと同時に恒例のサンバとちんどん屋的な音楽が鳴り響き、異常なハイテンションさで開場内に迎え入れられます。



入口で拍手用の通称「パチパチ」が手渡されます。


開演まで30分あったので、その間、前座ということで、ウクレレとバイオリンの生演奏が。


開演時間となったので、このフェスティバルの主催者であり、気さくなフランス人のおっちゃんJean Christian Bouvierさん登場。
ひとしきり挨拶をした後、いよいよ第一部がスタート。(ちなみに第5部まであります)



というわけで、とりあえず何はともあれ、CMなので、見てもらったほうが早いかと思いますので、以下のステップで厳選したCMをご紹介させて頂きます。

ステップ1:上映中、自分が「これいいね」と思ったもの。

ステップ2:YouTube上にあるもの。

ステップ3:再度見直し「これは是非見てもらいたい」というもの。

という感じです。

なんだかんだで欲張ってたら20本以上になってしまいました…。
意味は違えど、どれも素晴らしいので是非御覧ください。


まずは、ベビー服メーカー「プチバトー」のCM。
今回のイベントではエンディングとして流してました。




続いてモテたい男子には必須「AXE」のCM。
ビキニ美女をたくさん使った、というギネス記録だそうです。




海外の自動車メーカー「ショコダ」のCM。美しいです。




技ありのインテル、Core i5のCM。




ドイツの携帯電話会社「T-モバイル」のCMを3本。3つともテーマは「シェア」。

1つ目はロイヤルウエディングのパロディ。



2つ目はリバプール駅でエキストラ大勢で実施したゲリラCM。



3つ目はヒースロー空港でのゲリラCM。



日本も負けてません。映像ディレクター、関根光才さんの作品から2つ。

 1つ目は富士ゼロックスのCM。パートナーが大事です。



2つ目はオロナインのCM。働き者の手を労りましょう。



宮崎のウナギ専門会社「大森淡水」のCMを3本。

ストーリーになってます。ウケるw



誰だよw




まさかの展開ww




大手も頑張ってます。PARCOのCMを2本。
シーズンですね。




最後、思わず「良かったね」と言ってしまいます。



今年のCMといえば、これを外すわけにはいかないかと。
カンヌで金賞を受賞した九州新幹線のCMを2つ。
まずは開通前。




そして開通時に流す予定だった幻のCM。
ですが、これが金賞作品です。素晴らしいです。



私は上記の九州新幹線のCMを本当に素晴らしいと思います。
ですが、ちょっと元ネタ?と思ったバドワイザーのCMを。



今回のイベントで、会場の空気感からしてこれがMVPだったんじゃないかと思われる「パンダチーズ」という商品のCMを4本。
相当シュールです。
パンダに逆らってはいけません。




例え病人でもダメです。




料理人なんてなおさらダメです。




パパでも子どもでもダメなものはダメです。








最後に。
これが私の中では今回のMVPです。ノキアのCM。

お見事として言えないし、そもそもカワイイ。
コマ送り動画のサイズとして最も小さいギネス記録だそうです。








毎回ですが、今回も例外ではなく、いろんな気付きがあり、アイデアが浮かびました。

総括としては、キーワードはストーリー表現手法
もう少し言うと、消費者の根底にあるユーザーインサイトストーリーテリング

企業、ブランド、商品の特徴や良さを、見る人の今までの人生での経験とリンクさせるようにストーリーに織り交ぜ、それに合った手法(新旧問わず)を用いて表現する。


CMに限らず、これからの広告業界においてとても大切なキーワード、考え方だと思っています。



私は高校生の頃、30秒や1分というとても短い時間で人に感動を与えることができる「CM」というものに魅せられて、将来は世界中の人を感動させるCMを作ろうと思いました。


大学卒業後、紙の広告を経て、現在はWEB広告の世界で働いています。
CMではないですが、世界中の人を、という意味ではむしろCMよりハードルが低いです、WEB上にある=世界中の人に見られる機会があるので。
ただ、その分競争相手の量もハンパないです。


そして、まだまだCMという表現手法での「世界中の人を」を諦めてはいません。
別にWEB上で展開すればいいだけの話です、CMを。
現在はYouTubeもありますし。
スマホと高速無線LANの普及もあって、いつでもどこでも手元で動画を見ることができますし。


人生一度きりなので、自分の核となるものは大事にし、後悔しないように生きたいと思います。

※YouTubeで、おもしろいCMばかりの再生リストを作ったので、リンクを載せさせて頂きます。
http://www.youtube.com/watch?v=C_CDLBTJD4M&list=PLB9F20A1CE5B0AA32&feature=mh_lolz