2011年4月24日日曜日

[男前道]三十路

男前なら三十路からだろっ!

おかげさまで昨日、三十路を迎えることができました。
祝ってくださった皆さん、心の中で祝ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
特に両親には深く感謝したいと思います。
ここまで来れたのは、何より両親あってのことだと思っています。
本当にありがとうございます。

9歳から10歳になる時は何も思いませんでした。
19歳から20歳になった時はちょっと大人になったと思いました。
29歳から30歳になって、ちょっと考えました。

30代は、以下3つのことを大事にしたいと思います。

1つ目。
感謝の気持ちを忘れない。
素直な心を忘れない。
謙虚な姿勢を忘れない。
これは私がR天に勤めていた時に、某Uさんに言われた言葉です。
人間、この3つのうちどれか1つでもダメになったら成長が鈍化すると言われました。

何かあるとこの言葉を思い出し、意識し直します。
三十路になった今、改めて考えても、これは一番に外せない大事なことです。



2つ目。
人との繋がりを大切にする。
人生30年しか生きていませんが、たくさんの人に出会いました。
たくさんの人と出会いましたが、今でも何かで繋がっている人は少ないですし、ましてや、月に1回、週に1回何かしらでコミュニケーションを取る人は両手でおさまる人数しかいません。
なので、そういう人たちはもちろんすごく大事です。
大切な存在です。一生付き合っていく人でしょう。

ですが、1回しか会っていない人、前は仲良かったけど今はあまり連絡を取っていない人、いろいろな関係がある中で、それらみんな、またいつどういう御縁があって、何があるかわかりません。
また、昔からよく「一期一会」と言いますが、今目の前にいる人との一瞬一瞬を大事にしようと思います。
リアルでは会ったことが無い人=WEBで出会った人にも言えます。
Twitterでちょこちょこ突っ込みあって、ゆるく長く繋がる関係もあったりですし、大切です。

人間、どこで繋がってるか、繋がるかわかりません。
人との繋がりを大事にする人にしか訪れないものってあると思います。




3つ目。
批評家になるな。いつも批判される側にいろ。
旭川赤十字病院の脳神経外科医、上山博康さんの尊敬する"親分"伊藤善太郎さんが上山さんに言った言葉です。
このことは、NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で知りました。
上山さんは医療に携わる人間の中で、私が2番目に尊敬する人です。
1番はパッチ・アダムスです。
2人に共通する点は"医療に対する強い信念を持っていること"です。

何か新しいことをしようとすると、必ず批判する人はいます。
でも、批判を恐れたら新しくて良いものなんて生まれません。

医師であれば、自分を信じて、守りに入らず、患者に「大丈夫です。私が命がけであなたを治します」と言うことは、医療に対する強い信念をもって患者と向き合っている証拠です。
私が患者だったら、そういう先生を信じます。
それを弁護士が「失敗したら訴えられるので言わないほうがいいですよ」って、そりゃそうなのかもだけど、でも、「大丈夫です。ぼくが治しますから」と言われたことで、患者はどれだけ心強いか。
どれだけ「よし、私も頑張ろう。精一杯生きよう」と思うか。

これは何に関しても言えることだと思います。
批判を恐れず、常に自分のやっていることの本質を考え、ブレずに進んでいく。
この言葉は、そういう意味だと思いました。




三十路を迎えましたが、昨日と今日の世界は同じで、いつもと同じ何気ない週末でした。
でも私はそれが"幸せ"だということにあんまり気付いていません。
それが無くなって初めてすごく気付くんだと思います。


これからは上に挙げた3つのことを大切にして、悔いの残らないよう、30代を過ごしていきたいと思います。

2011年4月17日日曜日

[男前道]「伝わった」にする力

男前なら相手を「伝わった」にしろっ!


自分の伝えたいことをきちんと相手に伝えるって、簡単なようでやっぱり難しい。
昔からずっと思ってたことだけど、今もちょくちょく思う。
そのたびに相手を「伝わった」にするには何が重要なんだろうって自分なりに考えてたんだけど、結論はいつもだいたい同じ。

今回はその内容を書いてみる。

自分の考える相手を「伝わった」にする力とは。
「使う単語」「伝える内容のレベル」「話す速度」の3つおいて、
相手にとってちょうどよい程度をその場で読み取って、調整しながら話せる力


 使う単語
難しい単語ばっかり使って結局何が言いたいか全然わからない人っていません?
相手の知っている単語だけで話さなきゃ、相手を「伝わった」にするのは無理。

90歳のおじいちゃんに「スケジュールが」って言ったってダメ。
ちゃんと「予定が」って言わないと。


大事なのは相手が理解している単語かどうか、ということ。


 伝える内容のレベル
「昨日のサッカー、楽しかったよねー」っていうのと、「昨日のサッカー、香川がドリブルで左に抜けだして、左足で中央に上げて、本田がうまく合わせたよね」っていうのでは、同じサッカーの試合についてでも、伝えたい内容のレベルが違う。
サッカーは好きだけどあんまり詳しいことわからない、って人に細かい技術的な話をしても伝えたいことは伝わらない。
香川のドリブルの凄さなんて伝わらない。


大事なのは相手が理解できるレベルかどうか、ということ。


 話す速度
話すのが早すぎるとうまく聞き取れなかったり、頭がついてこれなかったりする。


大事なのは相手がしっかり話についてきているかどうか、ということ。



上記3つのうち、どれか1つでも相手にとってちょうどよくないと、その時点で相手は話が理解できなくなる。


「伝える」って行為は相手が「伝わった」になるまでのことで、「相手に何かメッセージを送る」ことじゃない。
会話がよく野球のキャッチボールに例えられるけど、そんな感じ。
相手がキャッチできなければ何も投げてないのと同じ。

「伝わった」になってはじめて相手もこちらに何かを「伝えよう」とする。
「伝わった」は自分にとっては終わりでも、相手にとっては始まり。
何か思ったり、考えたり、感情が生まれる。


もし自分の伝えたいことを相手にうまく伝えられない人がいたら、ちょっと注意してみてほしい。

「その単語って、相手も知ってる単語?」
「その内容って、相手もわかるレベル?」
「ちゃんと話についてこれてるかなぁ?」

って。

きっとどれかがうまくいってないはず。
めんどくさいと思わず、難しい単語は簡単な単語を組み合わせて表現し、難しいレベルの話は簡単なレベルにとどめ、しゃべるのが早ければゆっくり話し、ゆっくり過ぎるなら緩急をつけて話してみる。
たぶん今よりうまく相手を「伝わった」にできると思う。

自分はこのへんを意識してからいろいろうまくいくようになった。
対面で話す時はもちろん、メール、ブログ、Twitterなどなど、言葉が出てくるとこはすべて意識してる。


常に「これって受け手からしたらどうなんだろう」ということを意識。